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米宗の新シリーズです。

 

  米宗 夢吟香 生もと純米 生原酒 1,800ml

 

  店主の一口コメント

 「夢吟香」という米だからなのだろうか、香りに微かな柑橘系の香りを感じます。

 そして、生もと仕込み特有の柔らかい乳酸の香りも感じます。

 無濾過生原酒ならではの「しっかりした酸」がまだ硬い感じですが、

 しかし決してごわつく感じではなく、むしろこの酒の豊かさに寄与しています。

 味わいは「豊か」であり「ゆったり」であり、そして「深み」のある味わいです。

 何だろう、吟醸造りっぽさのある、しっかりとした純米酒って感じでしょうか。

 

 う〜む、この酒かなりの酸を感じるのだけれど何と例えればいいのだろう。

 包み込むような丸い感じもするけれど、はたまた柑橘系のようでもあり、こういう酸の感じ方は滅多にないです。

 生もと仕込みと新しい品種である「夢吟香」だからなのだろうか。

 複雑かつ個性派ですね。

 本来、「夢吟香」は吟醸酒に向く品種とされています。

 それをあえて70%精米という低精白にして、そして生もと仕込みで醸した。 

 ある意味、逆転の発想から生まれたお酒なのかもしれません。

 

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日本酒の酒造好適米とは(その3)

(続き)

酒造りにおける原料米の処理として、洗米や蒸すというようなことが挙げられますが、ここで大切な要素として言われていることに「外硬内軟(がいこうないなん)」という言葉があります。

蒸しあがった原料米の外側が硬くそして内側が軟らかい状態を良しとします。

これにより、麹の菌糸が内部によく伸びることになります。

それは、アルコール醗酵の際には、原料米の菌糸の生えた部分から溶けていくので、米の内側部分の味わいから美味しさが生じることになります。

逆に言えば、外側の部分からの味をあまり出したくないということでもあります。

これはつまり、お米の外側の部分はお酒の味でよく言うところの「雑味」となり、美味しいとは感じないという解釈からの捉え方になります。

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒の酒造好適米とは(その2)

(続き)

酒造好適米と普通のお米って何が違うのでしょう。

ハイ、それは「心白(しんぱく)」と呼ばれる部分があるかないかということなのです。

酒造好適米には、米の中心部に「心白」があります。

普通の米にはこの「心白」がありません。

さて、このお酒の造りに向くとされる米(酒造好適米)に有るという「心白」。

それは一体、酒造りに於いてどんな役割があるのでしょう。

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒の辛口と甘口(その9)

(続き)

現在の日本酒は、一括りでは捉えられない程に多くのタイプがあります。

昔ながらの本醸造があり、進化した吟醸酒があり、そして酵母の違いや造りの工夫とかから生まれる個性的なものまで登場しています。

もちろん、時代が変わっても日本酒度という計りは必要ではありますが、「辛口」という表現にも中味が色々と変わってきているといえます。

蔵元さんによっては、当社は「辛口」と謳った商品を出さないようにしているというところもあります。

それは、日本酒の美味しさって「辛さ」ではないだろうという思考からだそうです。

あるいは、積極的に「辛口」という表現を好む訳ではないけれど、どうしてもこの酒の味を伝えるにはこの表現でなければ伝わらないだろうとして「辛口」を謳って商品を出している蔵元さんもあります。

もちろん今も積極的に「辛口」を売りにしている蔵元さんもいらっしゃいます。

「辛口」イコールいい酒という時代はもうすでに過ぎたように思うのですが、しかしながら、他に上手い表現が見当たらないのも事実です。

されど辛口と言ったところでしょうか。

これからもより「いい酒」「旨い酒」が造られますように・・。

(終り)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒の辛口と甘口(その8)

(続き)

この「残糖分」を数値で表したのが、日本酒度という訳です。

数値がマイナスだと甘口であり、プラスだと辛口であるという指標になっています。

しかしここで取り上げているのは、何故に「辛口」という表現が日本酒の誉め言葉のように使われるのか。

という部分です。

「甘口」で美味しいお酒があれば、それはそれはいい訳ですからね。

ちなみに、日本酒は酸の感じ方で日本酒度に関わらず辛さの感じ方が違うようです。

それはさておき。

糖分がアルコール醗酵により減っていく過程で、上手く醗酵が進まなかったとします。

すると、上槽時に造りが上手く行かなかったが為に糖分が多く残ったような場合には、鈍重で甘ったるく感じるお酒になってしまいます。

造りの時の醗酵が上手く行き、下手に糖分が残らなかった状態こそがいい酒であり、この状態の味を「辛口」と表現しているのではないかと思います。

つまり、おかしな甘さやべたつきがない状態ですね。

どうも、ここに「辛口」という表現イコールいい酒という概念が定着したようです。

しかしそれは今の時代にはほとんど当てはまらいようにも感じます。

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒の辛口と甘口(その7)

(前項の続き)

(同時に酒造好適米についてと重なる内容でもあります。)

日本酒の辛口についてお話ししているのですが、ここでちょっと原料のお米について再度見てみることにします。

それは、米を炊いて「ごはん」として食べる場合。

その旨さをコメントしたとしても、決して「辛口」と表現することはないでしょう。

それなのに何故か日本酒では「辛口」という表現が存在します。

お米には、一般的に「甘み」「旨み」「苦み」「渋み」と言われる感覚の味が存在しています。

それを「ごはん」として食した場合には、それらが上手く調和して美味しい味わいが出現します。

しかしながら、お米を原料にアルコール発酵してお酒にすると、少々状況が違ってきます。

ここに違いがあるようです。

お米には「甘み」を感じる通りにでんぷんの「糖分」があります。

この「糖分」を酵素の力で「ブドウ糖」に変えて、そして酵母の働きによりお酒になっていく訳です。

ということは、お酒になればその原料としての米の「糖分」が減っていくということになります。

そうです、つまり残糖度の度合いがお酒の「甘い」とか「辛い」とかの表現になるという訳ですね。

但し、味覚ですからね。

そんなに単純に決まるということでも無いようですが・・。

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菊石袋濾し純米吟醸31by生酒

 

 

  菊石袋濾し純米吟醸は、蔵元自慢の寒仕込み純米吟醸酒のもろみを圧力をほとんどかけることなく

  自然にゆっくりと濾過した贅沢なお酒です。

  きれいな香りと味わいが特徴です。

 

  微かに香る「花」の香り。

  端正な佇まいのきれいな味わい。

  袋濾しならではの味の豊かさが程よく加わり、控えめに押してくる米の旨さを感じる。

  とても秀逸な純米吟醸です。

  この時期ならではの「生酒」の味わいをお楽しみください。

 

 

      菊石 袋濾し 純米吟醸 生酒 720ml  2,160円(税込)

  オンラインショップはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒の酒造好適米とは

日本酒の酒造好適米とは

日本酒を造る時に、造り手さんは、当然ですが良いお米を原料にしたいと考えます。

酒造好適米とはよく名付けたものだと感心しますが、文字通りにお酒を造る時に合ういい米のことを指します。

ということは、あまり適さない米があるという訳ですね。

逆説的な言い方から始めてしまいましたが、つまり何が適さなくて何が適するのでしょう。

簡単に言いますと、ご飯を食べて美味しいお米を使ってお酒を造ると、「そりゃあ旨い酒になる。」と思われるのですが、これがそうではないのです。

ここをこれから見ていくことにしましょう。

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本酒の辛口と甘口(その6)

(続き)

寿司屋さんで、お子さんが一緒にいたりすると「ワサビあり」「ワサビなし」を注文時に伝えるなんてことありますよね。

子供には「辛い」と感じてしまって食べることが出来ないこの「ワサビ」なのですが、何故か大人には「ワサビ」がないと
どこか物足りない、「ピリッとしない」「味が締まらない」と感じたりします。

辛いだけのワサビも、寿司を美味しく食べるためには欠かせない「調味料」のような役割を担います。

こう見てみると、「辛い」という表現からは、「味が締まって美味しい」となる作用があるということになります。

 

(続く)

 

 

 

 

 

 

日本酒の辛口と甘口(その5)

(続き)

「苦い」あるいは「渋い」という味の感覚。

これがあって、「いいねえこの味」となる飲み物や食べ物もかなり趣味性の強いものになりますね。

珈琲とかでしょうか。

その昔、「にがみばしった大人の味」なんてキャッチコピーもありましたね。

しかしながら、日本酒の場合には「五味の調和」というものの上記の珈琲の例はあまり参考にはなりません。

何故かと言いますと、この「苦い」とか「渋い」という味の感覚のままの状態を決して美味しいとは感じないからです。

通常は、まだ「苦味」が消えないね。

とか、あるいは「渋味」がいい感じで出ているけれどこれが感じなくなる頃がいい味わいになっているだろうなあ〜。

半年は寝かせないと無理かなあ〜。

というようなやりとりになります。

じゃあ、初めから「苦い」とか「渋い」と感じない状態の酒がいい酒じゃないの?

となる訳ですが、これがですね。

そうじゃないんですよ。

これが日本酒の面白いところ。

そして「辛口」という表現に込められた意味。

いやあ〜、面白いですねえ。

だって、辛いとだけ感じたら普通は美味しいとはなりませんよ。

様々な要素が補完してくれるからこそ、辛いという感じが美味しい感じると言える訳ですから。

カレーライスの謳い文句と同じって・・。

「そりゃあ、ちょっと違うでしょ。」って突っ込みが入りそうですが・・。

 

(続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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