徒然なるままに日々の出来事を書いています。
どんな味を・・何をもって美味しいとするのか
続き(その8)
こういう話をしていますと、なぜか「ボジョレー・ヌーヴォー」の話になったりします。
何が美味しいの、どうして日本でこんなに騒がれたの。
仕掛けた方もすごいけれど、こんな国民的なお祭りにまでなるとは思っても見なかったんじゃないのって。
もちろんボジョレー・ヌーヴォーが美味しくないと言っている訳ではありません。
大手メーカーの大量生産されて輸入される商品が、どうも本来の味わいではないでしょう。
ということです。
需要と供給がアンバランスになるほどの人気を得てしまった。
それで粗製乱造の商品が市場に溢れたことで、上記のような物言いになってしまうようです。
でもここで思うことは、新酒には新酒の美味しさがあるという事です。
その楽しみも趣味嗜好品としてのお酒の楽しみであることに間違いはありません。
ちなみにこのボジョレー地方の葡萄品種である「ガメイ」は、早飲みに適するとされていますが、う〜む、どうもそうばかりではなさそうです。
きちんと丁寧に造られたガメイ種を使った赤ワインは、熟成に向いているのですよとおっしゃる方がおられます。
日本ではこのガメイ種のワインのイメージがイコール「ボジョレー・ヌーヴォー」になってしまっている為に、本来のポテンシャルを表してそして美味しいワインになっているボジョレー地区のワインに日が当たらない状態になってしまったようです。
まあ、こうして「美味しい」って何・・。
なんてやっていますと、こういう話も出てきてくれます。
ちょっと、ボジョレーで熟成に向くワインを探してみようかな。
(続く)